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バリがおしえてくれるもの
寺田直子プロフィール
トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。訪れた国は60ヶ国ほど。バリを中心にアジア各国の文化、リゾートライフに精通するアジアの達人でもある。プロデュース、編集した書籍に「わがまま歩きバリ ボロブドゥール」(実業之日本社)、「インドシナの珠玉」(新潮社)などがある。大手ポータルサイト・エキサイトの公式ブログ「ハッピー・トラベルデイズ」でも各国からの旅だよりを発信する。
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コラム > バリが教えてくれるもの > Vol.15
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Vol.15
至福の、バビグリン

from
ソウル
久しぶりの韓国・ソウルへ。日本からはわずか2時間ほど。お隣の身近さを実感します。空港から目指すはソウルきっての繁華街、明洞(ミョンドン)。街へ繰り出したら週末ということもあり、ものすごい人。レストランはどこも満席。さすが、食道楽のお国。韓国というと焼肉、と思うけれど豚肉がこれまたおいしい。焼肉版テジカルビ、バラ肉を厚めに切って焼くサムギョプサル、そして、今や大人気のゆでた豚肉に専用キムチ、野菜を巻いて食べるヘルシーかつ美味なるボッサムなど。いくらでも食べられるほどだ。実は豚肉のおいしさを再認識したのは、バリ島。今や観光客にも大人気のウブドの名店、「イブオカ」でバビグリンを初体験したときの感動は忘れられない。豚肉の甘みとクリスピーな皮の香ばしさにバッチリ効いたスパイス。これらをグチャグチャにご飯と一緒にかき混ぜて、ひとくち。満席でもなぜか静かなのは皆、このバビと格闘しているから。まさに至福の沈黙。
バビグリンって値段がちょっと高いので、日本の鰻丼のようなものだと思う。だからバリニーズのガイドや運転手が一緒のときは、みんなにご馳走してあげる。観光客向けのレストランだと彼らも遠慮するけれど「イブオカ」ならノープロブレム!美味しいものを食べると誰でもハッピーになるから、彼らの嬉しそうな顔を見るのは気持ちがいい。それでも一人日本円で300円ほどだもの。
 胃袋も心もシアワセにしてくれるバビグリン。あ〜、食べたくなってきた!

 
   
 
2006年7・8月号より
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