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バリがおしえてくれるもの
寺田直子プロフィール
トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。訪れた国は60ヶ国ほど。バリを中心にアジア各国の文化、リゾートライフに精通するアジアの達人でもある。プロデュース、編集した書籍に「わがまま歩きバリ ボロブドゥール」(実業之日本社)、「インドシナの珠玉」(新潮社)などがある。大手ポータルサイト・エキサイトの公式ブログ「ハッピー・トラベルデイズ」でも各国からの旅だよりを発信する。
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コラム > バリが教えてくれるもの > Vol.16
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スパ  

Vol.16
スパの極意

from ニューヨーク
 久しぶりのニューヨークは相変わらず活気があり華やかで、訪れた人間をワクワクさせる高揚感に満ちあふれている。
 そんなニューヨークで人気なのがデイスパ。忙しいニューヨーカーたちの心と体をリラックスさせる個性的なスパ施設がマンハッタンには点在する。あと、ヨガね。これもやっぱり大ブームです。プラダのスーツにヨガマットを小脇に持ったキャリアガールが闊歩するところが、まさにニューヨーク。
 スパの楽しさを教えてくれたのは、バリ島だ。半オープンエアの素朴な小屋で受けたオイルマッサージのなんと心地よくとろけるほど甘美であったことか。お米やトロピカルフラワー、スパイスを使ったルルール、ボレなどバリやジャワ特有のトリートメントなど、知れば知るほど深くて、癒やし効果バツグンのバリスパの魅力に一気にハマってしまったものだ。
 バリではもちろんのこと、スパを体験する場合、必ず私がすることがBGMをオフにしてもらうこと。多くのスパがヒーリングミュージックをBGMに使用しているけれど、私はワンパターンな音楽よりも遠くから聞こえる波の音、ヤシの葉ずれ、鳥のさえずりなど、周辺の自然を五感で感じとりたいと思っている。室内の場合でもこれは同じ。セラピストのハンドテクニックとあわせて感じる彼女の息づかい。それにこちらのマインドを同調させていくとさらに深く、深くカラダと心が落ちていく。
 トリートメントを受けている時って、意外とエアコンを切ってとか、もうちょっとソフトになどというリクエストを言いにくいもの。でも、せっかく体験するのだから自分好みの環境を整えてほしい。
スパを楽しむために遠慮は無用。ニューヨーカーのようにここはキッチリと自己主張しちゃいましょうよ。

 
   
 
2006年9・10月号より
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