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バリがおしえてくれるもの
寺田直子プロフィール
トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。訪れた国は60ヶ国ほど。バリを中心にアジア各国の文化、リゾートライフに精通するアジアの達人でもある。プロデュース、編集した書籍に「わがまま歩きバリ ボロブドゥール」(実業之日本社)、「インドシナの珠玉」(新潮社)などがある。大手ポータルサイト・エキサイトの公式ブログ「ハッピー・トラベルデイズ」でも各国からの旅だよりを発信する。
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コラム > バリが教えてくれるもの > Vol.2
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ドバイ気持ちのことばEMOTION Vol.2 気持ちのことば

From ドバイ

英語圏以外の国に行く場合、必ずおぼえる現地のフレーズがある。
「こんにちは」
「ありがとう」
「写真を撮ってもいいですか?」
「領収書をもらえますか?」
「ビールを一杯ください」
この5つだ。これさえあれば取材も滞りなく遂行でき、なおかつキリリと冷えたビールにもありつけるわけだ。とっても大事なことばたち。
その中でも最初におぼえるのはやはり「ありがとう」だろう。このことばは意味以上のものをお互いの心にインプットする。
今月は中東のドバイへと旅をした。UAE(アラブ首長国連邦)の中心となる場所だ。中東だから彼らの言語はアラブ語。アラブ語で「ありがとう」は「シュクラン」。これがもう、効果絶大。民俗衣装に身を包んだ眼光鋭い精悍な顔立ちの地元男性たちも、この魔法のひと言をわたしが発すれば、とたんに相好を崩してニヤリ。一気にお友だち状態となる。
でも、とっさに現地のことばが出てこないこともある。そういう時、わたしは心をこめて日本語で「ありがとう」と言う。これも実によく相手の心へと響いていく。
さて、バリでの「ありがとう」はもちろん「テリマカシー」。これもわたしの好きな言葉のひとつだ。こういわれた後、バリニーズたちがちょっとはにかんだ様子で「サマサマ〜(どういたしまして)」と返してくれるのがまた嬉しくて、1日に何度も何度も「テリマカシー」と使ってみる。でも、たまに流暢な日本語で「ドウイタシマシテ」なんて返ってくることも。これもまたバリらしくて、やっぱり大好きなのです。
2005年3月号より
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