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バリがおしえてくれるもの
寺田直子プロフィール
トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。訪れた国は60ヶ国ほど。バリを中心にアジア各国の文化、リゾートライフに精通するアジアの達人でもある。プロデュース、編集した書籍に「わがまま歩きバリ ボロブドゥール」(実業之日本社)、「インドシナの珠玉」(新潮社)などがある。大手ポータルサイト・エキサイトの公式ブログ「ハッピー・トラベルデイズ」でも各国からの旅だよりを発信する。
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コラム > バリが教えてくれるもの > Vol.22
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Vol.22 パワースポットを求めて From東京
 


このところ、日本の雑誌では「パワースポット特集」が多い。富士山からアリゾナ、京都からガンジス川まで。日本式にいえば八百万(やおよろず)の神、学術的にはアニミズム(万物・精霊崇拝)とでもいうところのスピリチュアルものがブームとなっている。
 
私も基本的には自然界には壮大なるパワーが秘められていると思っている。東京なんかにいる時には気がつかないけれど、日本の地方や、海外にいくと「非日常」に五感が刺激されるのか、「気」を感じることがある。それも「良い気」と、「邪気」の両方をだ。
 
バリ島は「神々の島」といわれるようにパワーの強い場所だが、そのバリ島の中でもものすごく「良い気」を感じる場所がある。言葉であらわすのはとても難しいのだが、ストレス、人間関係など自分をきつくしばっているありとあらゆるしがらみから開放され、心と体が開いていくような感じ。とてもおおらかなで、ハッピーな気分。そんなパワースポットにあるリゾートに滞在すると、それはもうめちゃくちゃ効果がある。私のマザーテレサのような深く大きな人類愛は、ここから生まれたのだと思っている(ウソ)。

不思議なことにそういうリゾートで働いているスタッフも、どこか幸せそうだ。バリニーズの底抜けにおおらかで楽観的な生き方は、やはりこの神々の島、バリ島のパワーのせいなんじゃないだろうか。

バリ島に来たら、ぜひ、早起きをしてほしい。リゾートやビーチの周辺を散策してもいいし、スイミングやヨガなど自然と一体になれるアクティビティをしてもいい。早朝の生まれたての空気の中、ヤシの木やプルメリアの花々、稲穂が垂れる田んぼなど。すべての自然、風景に生命が宿り、パワーがあることを実感するはずだ。そして、実は自分もその中の一部なんだということに気がついてほしい。
 
パワーは、自分の中にもあるんだということに。

バリが教えてくれるもの  
 
 
2007年9・10月号より
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