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| インドネシア・ポップス(I-POPS)の素晴らしさをもっと日本の皆様に知ってもらいたい!!バリ島やインドネシアと聞くとすぐに「ガムラン」「ジェゴグ」などの伝統芸能を思い出しがちですが、こちらの音楽文化はそれだけではありません。「アピ・マガジン」はこちらの若者の間で流行っている「インドネシア・ポップス」にフォーカスし、毎月アーティスト紹介や新譜紹介をしていきます。ぜひバリ島やインドネシアに来たときには、インドネシアのアーティスト達の音楽CDを購入し聴いてみてください。また新しい発見がありますよ。(言葉の勉強になるかも!?) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| インドネシア・ポップス > Vol.52 |
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My Diary (2003年リリース) |
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| アルバム評 |
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【収録曲】 1. On The Night Like This 2. I Think I'm In Love 3. My Only One 4. Friend 5. Lucky Man 6. I Would Never |
7. You And Me Against The World 8. Buddy Zeus 9. This Conversation 10.How Wonderful Life Would Be 11.Swing It Bob ! 12.It's Over Now |
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Friends(2005年発売) |
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| <ホソルダ・スギアルト> 育ちが良い美大のお嬢さんとお坊ちゃまが品良く仕上げました、ってな感じ。全曲英語でサウンド的にもインドネシアのカラーを一切排除。インドネシアのカーディガンズと呼ばれる(「だから何なんだ」と言うと終わってしまう空しさはある)。ジャケットもそうだがレトロ風味でネオ・アコとしては括れないポップス全盛時代を再現したこの作品は「往年のジャズやR&Bのベスト盤を聴いている感じ」というコンセプト?リスナーの国籍を選ばない仕上がりで、Go Internationalではなく、Never Domesticだ。外国人にはあっさり聴こえるが、インドネシアではかなり異色の相当なフェチ&マニア・サウンド。インドネシアらしくないものが海外でウケるというのは「考えモノ」じゃないのか?(あー、年取りたくない) |
<蓮次郎子> 海外で売れているのも納得。ネオアコースティックとでもいうんでしょうか、これはもうインドネシアポップスではありませんね。ボーカルの声が女の子女の子していて歌詞のトーンとも相まってとてもかわいらしいです。インドネシアの歌手が英語の歌を歌うと妙に力んだようになりがちですが、あっさりスマートに歌いこなしています。彼らの母国インドネシアでMOCCAが好きだというのは相当オシャレでチャンギーな人たちでしょう。私の周りでは聴いている人はおろか、MOCCAを知ってる人はひとりもいませんでした。田舎だからな〜。 |
<キャンディー・甲山> これを読んでいるみなさん、今回は間違いなく「買い」ですよ!僕の大好きなMOCCAの登場です。切なくおされでキュートなバンドゥンのインディーズバンド。Cardigansとか好きな方、絶対後悔させません、というかCardigansなんかよりはるかに良いぞ!渋谷系が煮詰まって遂に到達出来なかった、直球勝負の現在進行形ノスタルジアがここにはあります。ちょっと冷静に解説しますと、音はアコースティックな北欧系ポップ、でも温度感はもっと暖かくジャジーでラウンジー。個人的印象としては Fairground Attraction の傑作アルバム "The First of a Million Kisses" に極めて近いです。そこにシンプルなメロディーと恋愛オムニバス風の英語歌詞が乗ります、で、それら各ストーリーはアルバムの結末へと集約してゆく・・・・・とか分析しようと試みつつ、ゴメン、やはり大好きだから冷静に書けないぞ。あなたがどこで聴いていようと、そこがMOCCA空間になってしまうような、そんな素敵なアルバムです。日本でも大手CDショップで手に入るらしいけど、インドネシアなら空港で買っても\1000くらい。それにデジパックのジャケデザインもシックでいかしてるよね。ともあれ他の二人がどんな事を書いていようと、今回は僕の言うことだけを信じて買ってチョーダイ! |
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| ■10.How Wonderful Life Would Be | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ★ホ:ムード・サックスがブローしまくるイントロから、日本にもあった戦後の「ブルース」。アジアではこの形態の音楽から様々な音楽スタイルが派生していった。ムラユー歌謡に有ったこの湿り具合がアジアでは一番グッと来る所だったのに、今では完全に時代に抹消されドライになってしまった。 ★蓮:イントロのサックスを聴いて「悲しい色やね」を思い出しました。 ★キャ:やはりそうだったの・・・・・9の後で何かあったんだろうな。もうアタシはMOCCAの見事なストーリー展開に飲まれて完全妄想モードですが、その流れ を抜きにして聞いていても、一貫したカラーの中で各曲が水準以上の持ち味を出していて見事。この曲はアルバム中唯一のマイナー調な曲で、昭和歌謡風レトロメロディーだけど、サラッと聞かせてあざとく無いのがいい。この部分は日本のレトロ系アーティストも見習ってほしいね。ラウンジはあくまでも上品じゃなきゃダメです。彼等がP.ラムリーのカヴァーとかやったら面白いだろうな、と思いました。 |
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| ■11.Swing It Bob ! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ★ホ:またもやボブ・トゥトゥポリとデュエットで戦前のビッグバンド時代へワープ!復刻CDじゃなくて骨董店で蓄音機まで買ってSP盤とか集めたんだろうな。完全にインドネシア人とは関係ない世界に仕上がって、良かったね!(ん?) ★蓮:ジャズ系が苦手でまったく聴かないので「うへー」と思いながら聴いていたらタイトル通りに途中から色々なダンスのリズムが入っていてちょっとほっとしました。 ★キャ:ニクいなあ。唯一のマイナー曲の後にビッグバンド・スウィング、もうほとんど黄金のMGM映画ですね。9でも登場のBob Tutupolyが再登場、ここでは(仮)モーリス・シャバリエ演じてます・・・・・なんて言っても誰もピンと来ないだろうけど。ともあれ僕には彼等がこのアルバムでやりたいこと、すごく共感できる。昨年のことなんだけど、クタのカフェで隣に座ってる感じのいい若者に話しかけられて、その彼が「MOCCAというバンドのメンバー」だと言ってたんです。ああ、もっと仲良くしとくんだった!連絡先のメモも無くしちゃったし・・・・・トホホだな。 |
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| ■12.It's Over Now | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ★ホ:ちょっとモータウンっぽい?ギターの身から出たリフがかなりセンス良い。アルバムの最後にこういう何でもないような曲を入れるセンスがまた良い。それにしてもこの空間は昔のR&Bのスタジオ一発録りのような雰囲気をシミュレートしているが、分かる?(分かんねーよ!) ★蓮:最後の曲がIt's Over Nowっていうことで、やはりこのアルバムにもしゃれた仕掛けがしてあったのかな?私には判りませんでした。さて、こってり風味が恋しくなったところでニタ タリアのCDでも聴くとするかな、“グリサーグリサーグリサーグリサー.....。 ★キャ:で、パーティーの後はお決まりの結末なんですが。これも女の子の意志の強さというか、怖さというか。個人的には1980年の9月にポッカリ開いた心の空白を思い出しましたよ。ともあれ誰もが一度は思い当たる、恥ずかしくてホロ苦い記憶の断片が詰まったMOCCAの映像的エンタメアルバム"Friends"でした。音楽的に玄人なテクも詰まった上質のアルバムですが、ともあれあなたのお部屋で流してみてください。ちょっとだけ何かが変わるはずです。変わらなかったあなた、Peterpan聞いてください。 |
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| 2005年10月号より |
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