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インドネシア・ポップス(I-POPS)の素晴らしさをもっと日本の皆様に知ってもらいたい!!バリ島やインドネシアと聞くとすぐに「ガムラン」「ジェゴグ」などの伝統芸能を思い出しがちですが、こちらの音楽文化はそれだけではありません。「アピ・マガジン」はこちらの若者の間で流行っている「インドネシア・ポップス」にフォーカスし、毎月アーティスト紹介や新譜紹介をしていきます。ぜひバリ島やインドネシアに来たときには、インドネシアのアーティスト達の音楽CDを購入し聴いてみてください。また新しい発見がありますよ。(言葉の勉強になるかも!?) |
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蓮次郎子
インドネシアのロックと
芸能ゴシップ好きな
アピ編集部・オンチェ命ミーハー主婦。 |
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キャンディー・甲山
インドネシア無宿、東京では引きこもりの中年男。近ごろ年のせいか早起きになりました。 |
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年齢不詳の若々しくロマンティックな歌声と詩的な歌詞、心に響くサウンドでインドネシア国外にもファンを持つカトン・バガスカラ。幼い頃から自作の唄を唄っていたというカトンは、ガルーダインドネシア航空のキャビンクルーとして働きながら友達のLilo、Adi、AriとKla
Projectを結成。貯金をはたいてスタジオ録音したサンプル曲「Tentang Kita」がプロデューサーの目にとまり、1989年、アルバム「KLa
Project」でデビューを果たす。'90年リリースのセカンドアルバム「KLa ”Kedua” Project」は'91年国内で一番売れた『テクノポップ』アルバム賞を受賞。シングルヒットとなった「Yogyakarta」は時代を越えて愛される彼らの代表曲となった。その後も「Pasir
Putih('91)」「Ungu('95)」などベストアルバムを含め8枚のアルバムをリリースしている。
カトン自身の本格的なソロ活動はアルバム「Damai dan Cinta(’00)」を初めヒットアルバムとなった「Percaya Saja(2003)」最新アルバム「Lovaholic28(2007)」は通算5作目となる。2005年、クリスダヤンティ、マルセル、アチェの津波被災者支援の5月には名古屋と大阪でアチェ被災者支援のコンサート、8月アメリカ3都市でライブツアーとグローバルな活動を展開。2007年5月「Lovaholic28」を引っさげて来日予定。「5月のショーには日本のファンの皆さんに聴いてもらえるよう最新のCDを持っていきたいと思っているんだ、YOICH
IKEDAと一緒に作った日本語の曲もそのショーで歌うつもりだよ、皆さんに喜んでもらえるといいなあ」とのこと。 |
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ディスコグラフィー |
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<Katon Bagaskara ディスコグラフィー>
Damai dan Cinta(2000年)
収録曲:Buka Mata、Negeri di Awan、Dinda Dimana、
Di Relung Kamarku、Doa、Sampai Kapan、Si Muda、Aku dan Renjana
Koleksi(2001年)
収録曲:Dengan logika、Cinta Putih、Bukan Semata、Seketika
Ruang Hampa、Selasih、Tidurlah,Tidur、Anak Negri
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Percaya Saja(2003年)
収録曲:eniti Hutan、Cemara、Malam-malam、Panjang Dara、Wajah Tersenyum
Pasangan Jiwa、Harmoni、Menyentuh、Kenali Dirimu、Merapi
Kidung Cinta(2004年)
収録曲:Bila Kau Ada Waktu、Lara Hati、Kuajak Serta、Selembut Awan、
Kau Tlah Warnai Hidupku、Lagu Radya、Ketika Kupulang、Luar Biasa、Daun
Gugur
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アルバム評 |
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■Lavaholic28(2007年リリース)
収録曲
1. Mungkinkah Terjadi:起こりえるのか
2. Kepinta Kembali :復活への願い
3. Separuh Hati:心の半分だけ
4. Ikut KehendakMu:あなたの望むままに
5. Tak Lagi Sama:もう同じじゃない
6. Nyanian Jatuh Cinta:恋におちた歌
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7. Hanya Manusia Biasa-Feat Siti KDI:
ありきたりの人間
8. Bawalah Hatimu:心を持ち寄って
9. Menanti Jawabmu:君の返事を待つ
10.Duri Di Hati:心の棘
11.Cinta Terlarang:禁じられた愛
12.Pulang Padamu, Jogja:
ジョグジャ、君のもとへ帰るよ |
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<聞いた人その1:キャンディー・甲山:インドネシア無宿、東京では引きこもりの中年男。近ごろ年のせいか早起きになりました。>
「インドネシアの友達が東京でコンサートするから紹介するわ。ついでにお茶の水の楽器屋さんとか案内してくれへん?」と、大阪の友人が突然やってきた。一緒にコンサート会場の目黒インドネシア人学校へ出かけると、そこにひときわ強いオーラを放つ男が。そのとてつもなく大きな笑顔!隣にはこれまた口角の上がった笑顔美人が、なぜかユニクロの袋を抱えて寄り添っている。まるでテレビの芸能人がそのまま飛び出してきたようなカップル、それが3年前はじめてKatonと奥さんで女優のIraちゃんに出会った時の、強烈な第一印象でした。
それまで正直、名前だけ知っているKLA ProjectというバンドとKatonとの関係、そして以前から耳にしていたであろう彼の曲、という情報の断片が全く結びついていなかった。しかしリハーサルで彼の歌を聴きながら、「あっ、これKLの空港で流れてた極甘メロディーだ」「プトゥ(バリの友人)が昔の失恋話しながら、カーステで流していた80s'風の曲だ」などと納得したのでした。そうか、あれは彼の曲だったんだな、と。
見かけはもろ芸能人のKaton夫妻だけど、その人柄は至って気さく。コンサート終了後は誘われるままに彼らの宿舎であるインドネシア大使館の迎賓館におじゃまして、それから二日間東京を一緒に歩き回りました。新しいギターを手に入れて上機嫌の彼が、いきなり山手線の車内でミニコンサートをはじめちゃう、なんてこともあった。そんなこんなで仲良くなった僕は、彼らに頼まれた100円ショップの押し入れ用衣装袋をみやげに、そのひと月後にジャカルタのKaton宅を訪問したのでした。
Katonが今回のアルバムのために楽曲を用意し始めたのは、ちょうどその頃だったんじゃないだろうか。彼がギターで弾き語りする曲の断片について何度も意見を求められ、ついでに2曲ほどアレンジャーもやらしてもらいました。興味深かったのは、彼の自分の作品に対するジャッジが非常に客観的だったこと。「作品を作るのはアートの領域だけど、作品を聴くのはリスナーの領域だからね」ということで、いかに否定的な意見でも冷静に咀嚼し、納得すると作品に反映させる。これってすでに地位を確立した人にとって、なかなか出来ることじゃないです。
そうして届けられたこのアルバムですが、まるで僕が知るKaton本人の写し鏡のような、とてもパーソナルな作品だな、と思いました。一見するとクールで理知的だけど、一皮めくると人情と葛藤のマグマが噴き出しそうな、そんな彼の生身な人間性が楽曲に投影されている。だから聴き返すたびに、それぞれの曲がより親密に感じられるようになってくる。ちなみにアルバムタイトルの数字「28」は、Katon・Ira夫妻の記念日に由来しています。 |
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