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2010年8月9日
バリ舞踊 伝説の巨匠 パート7  イ グスティ プトゥ ングラ
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 バリ舞踊・伝説の巨匠 パート7
 イ グスティ プトゥ ングラ
  I Gusti Putu Ngurah

「皆に楽しんでほしいと願えば、音にも踊りにもちゃんと表れる」

The Profile
1928年、ウブド郊外プリアタン村に生まれる。敬称:アジ・ングラ。1945年、プリアタンの王族で不世出の芸術家アナック・アグン・グデ・ングラ・マンダラ氏(以下敬称でグンカ・マンダバリ舞踊 イ グスティ プトゥ ングラ)率いるグヌン・サリ楽団のガムラン奏者となる。

1952年、13才の天才舞踊家イ・グスティ・アユ・ラカ・ラスミ、伝説の男性舞踊家サンピらとともに、グヌン・サリ楽団が敢行したアメリカ公演に参加。

公演は大成功を納め、バリ芸術は世界に広く知られることとなった。アメリカ公演当時のグヌン・サリ楽団の迫力に満ちた素晴らしい演奏は、ニューヨークとロンドンでレコーディングされたアルバム『ダンサーズ・オブ・バリ、ガムラン・オブ・プリアタン1952』で聴くことができる。


アジ・ングラは、舞踊とガムランの音に親しんで育った。17才のときに、グンカ・マンダラが主催するグヌン・サリ楽団に入団。ガムランの一種チャルンを担当する。楽団の稽古は毎日。プリ・カレランでの公演のほか、寺院祭礼や王宮にも呼ばれて演奏するハードスケジュールだったという。「少ししてからイギリス人のジョン・コーストが楽団の練習を見に来るようになった。彼は外国にバリ舞踊を紹介しようとしていて、バリ島中の楽団を見て回った結果グヌン・サリ楽団を選んだということだった。彼とグンカはよくアイデアを出し合っていた。そうして、プリアタンにたくさんのお客を連れて来てくれたんだ」  

<写真下>グンカ マンダラと幼い名舞踊家たち。中央がイブ ラカ。40年代後半の撮影

バリ舞踊 イ グスティ プトゥ ングラ1931年以降、プリアタンのレゴンは舞踊家不在のため途絶えていた。グンカ・マンダラは、レゴンの名指導者グスティ・マデ・センゴッグを招聘し、自らが才能を見込んでスカウトした3人の少女たちにレゴンの稽古をつけた。そのチョンドン役に抜擢されたのが、後のアメリカ公演で現地のマスコミを熱狂させた天才少女イ グスティ アユ ラカ ラスミ(以下通称でイブ・ラカ)だった。 アジ ングラは、幼いイブ・ラカの上達の早さとカリスマ性、全くの素人だった彼女の才能を見抜いたグンカ マンダラの慧眼に驚いたと語る。

<写真下>アメリカ公演の際にインドネシア大使館を訪れたグヌン・サリ楽団。左から6人目がグンカ マンダラ
バリ舞踊 イ グスティ プトゥ ングラ「稽古を始めて半年のまだほんの子供なのに、踊り出すと華やかで、迫力があって、とにかく凄いもんだった。彼女が踊るとわしらプナブ(ガムラン奏者)まで嬉しくなって演奏に力が入った。楽団の人間でさえ嬉しいんだ、観客の熱狂ぶりはもの凄かったよ」  1952年、ジョン・コーストの協力でグヌン・サリ楽団のアメリカ公演が実現。グンカ・マンダラはアメリカ公演用に新作オレッグ・タムリリンガンの制作を天才舞踊家マリオに依頼する。「構成をマリオが出して、わしらプナブはより音が調和するように合わせていった。グンカが全体を演出して、グスティ・コンピアン、マデ・ルバ、ジョン・コーストが案を出して..イブ・ラカも振り付けをアレンジしていたな」 アメリカ公演は、インドネシアの文化局を経由した代表団という色合いもあった。「アメリカは高層ビルに驚いたな。

<写真下>50年代後半、バリの寺院にて。踊り手はイブ ラカ
バリ舞踊 イ グスティ プトゥ ングラ雪が降って寒くて、早くバリに帰りたかった。皆で自炊してバリの味を懐かしんだものだ。イブ・ラカの周りにはいつもカメラマンや記者が集まっていたのを覚えているよ。その後ニューヨークとロンドンで楽団の演奏を録音したんだ」。実際に当時の音源を聴いてみると、そのテンポの良さと強弱のアクセントの豊かさに驚かされる。実に生き生きとした華やかな演奏だ。「早いときと遅いとき、強いときと弱いとき、アクセントがはっきりしている方が締まりが出ていいんだ。昔はそれが強かったのさ」と語るアジ・ングラの横で、イブ・ラカが続ける。「例えば同じレゴン・チョンドンでも、当時は今よりテンポが早かったの。 あの頃の振り付けを子供たちに教えてみているけれど、難しいみたいね(笑)」

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大変貴重なバリ島の文化的財産
『タリ・クラシック(古典舞踊)』の特別公演を鑑賞しよう!


開催日:2010年8月28日(土) 29日(日)
開催場所:バリ舞踊の殿堂「プリアタン王宮」
※関連記事:http://www.api-magazine.com/item/1355

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