みんなの新着コメント

芸能&アート
2010年8月9日
バリ舞踊 伝説の巨匠 パート8  アナック アグン アノム スティアリ
Check
 バリ舞踊・伝説の巨匠 パート8
 アナック アグン アノム スティアリ
  A.A.Anom Setiari

「両親よりも厳しかった師匠たちに、 今でも感謝しています」

バリ舞踊 アナック アグン アノム スティアリThe Profile
1939年、ウブド郊外プリアタン村に生まれる。敬称:グンビアン・アノム。プリアタンの王族で不世出の芸術家であった故アナック・アグン・グデ・ングラ・マンダラ氏(以下敬称でグンカ・マンダラ)の姪であり、氏が率いるグヌン・サリ楽団で、レゴン・ラッサムのランケサリ王女役として活躍。

1952年、グヌン・サリ楽団が敢行した海外公演では、チョンドン役のイ・グスティ・ラカ氏、ラッサム王子役の故アナック・アグン・オカ氏と共に、超絶的な舞踊で行く先々の観客を魅了した。


グンビアン・アノムは、8才のときに叔父のグンカ・マンダラに誘われて、氏の息女であるアナック・アグン・オカ氏と共に舞踊を始めた。間もなくイ・グスティ・ラカ氏が加わり、幼い3人は、レゴン・ラッサムの踊り手として厳しい稽古を受けた。その中心となったのは、プリアタンのレゴンを3代に渡って教え続けたグスティ・ニヤン・センゴック。彼女たちはその最初の教え子にあたる。「3人はいつも一緒でした。練習が厳しくて3人で隠れたこともあったの。そうしたらグンカがお菓子やおこずかいをくれて(笑)。私たちはまた練習を続けたものです」。

<写真下>夭折の天才舞踊家サンピと共に。左からアナック アグン オカ、イ グスティ ラカ、サンピ、アナック アグン アノム。3人の立ち位置はいつも決まっていた
バリ舞踊 アナック アグン アノム スティアリレゴン・ラッサムは、ラッサム王子とランケサリ王女の悲恋の物語を主題にした古典舞踊で、色違いの衣装をつけた3人の踊り手がその所作や表情で役を演じる。グンビアン・アノムは、女性らしい容姿と柔らかな物腰から、すぐにランケサリ王女の役と決まった。「私たちの動きを見てグンカと先生たちが役を決めました。
性格も見ていたのでしょうね」。当時は後ろへ大きく反り返る所作では、冠の花が後ろの床へ付くまで背を反らさなければいけなかった。「今は冠を指で押さえるけれど、当時は手放しでやっていました。それでも冠が落ちたことは一度もありませんでした」。
1952年、グヌン・サリ楽団はアメリカとヨーロッパを巡った11ヶ月の公演を敢行し、大成功を収めた。観客を圧倒するレゴンの舞踊家とはいえ3人はまだ13才。ときにはバリ島彼女たちのために、インドネシア大使館から贈られた米や唐辛子を使って、グンカ・マンダラがバリ島の食事を自ら料理することもあったという。「観客の方から毎日アイスクリームの差し入れをいただいて、私たち3人ともすぐにアイスクリームが大好きになりました」。

 <写真下>アメリカ公演中のひとこま。ジョン・コースト氏を囲んで。グンビアン・アノムは後列左から2人目

バリ島へ戻ったグンビアン・アノムは、プリアタンのカレラン王宮、タンパクシリンの大統領別邸、ホテルなどで、レゴンのほかアルジュナ・プスタパという演目の天女役を演じるなど活躍を続けた。1957年、プリアタン王宮のチョコルダ・グデ・アグン氏との結婚を機に本格的な舞踊活動から離れたが、3人の姉妹のような交流は続き、2005年、アルマ美術館の特別公演で、3人は揃ってレゴン・ラッサムの舞台に立った。その数ヶ月後にアナック・アグン・オカ氏が急逝し、期せずしてこの舞台が3人のが共演する最後の機会となってしまった。2009年10月から、彼女の住むプリアタン王宮の前庭で、今も現役で後進の指導にあたっているイ・グスティ・ラカ氏が子供たちへ無償で稽古をつけることになった。グンビアン・アノムは「私も稽古の様子を見にいこうと思っているの。プリアタン・スタイルがこれからも受け継がれていくことを願っています」と静かに微笑んだ。

<< 前のページ | 次のページ >>



大変貴重なバリ島の文化的財産
『タリ・クラシック(古典舞踊)』の特別公演を鑑賞しよう!


開催日:2010年8月28日(土) 29日(日)
開催場所:バリ舞踊の殿堂「プリアタン王宮」
※関連記事:http://www.api-magazine.com/item/1355

★★ 限定招待券を入手しよう! ★★★
詳しくはこちら


Check
[バリ島] [ウブド] [インドネシア旅行記] [観光スポット・世界遺産] [遊ぶ] [学ぶ・働く] [インドネシアの文化・歴史] [[バリ島]ウブド/モンキー・フォレスト] [映画・芸能・イベント] [習い事・カルチャースクール]

 古い記事   |   新着一覧   |   新しい記事 



コメント
コメントはありません。
※コメントの内容が誹謗中傷、プライバシーの侵害、その他、編集部がふさわしくない内容と判断した場合、通知することなく削除することがあります。
コメント: 
(必須)
メール:
トラックバック
トラックバックはありません
[トラックバックURL]  http://www.api-magazine.com/item/1478.trackback
アピログ会員の方はこちら!
ログインID
パスワード
アピログ会員募集中!

メールアドレスを入れてください。

「ベリーダンス フェスティバル アジア 2010 in バリ島」公式日本語サイト
イベントコンテンツ

>続きをブログで読む  

 

千客万来記事一覧